2021.03.20

創業から55年。システムキッチンメーカー“アルミルモ”の歴史

システムキッチンメーカーとして、ドイツで誕生したアルミルモ。そんなアルミルモの創業は1965年、創始者であるハインツ・ミレフスキーが、ドイツのバイエルン州にあるツァイル・アム・マイン(Zeil am Main)に、家具工場を設立したのが始まりです。

当初は「milmö(ミルモ)」という名でしたが、「すべて(all)をmilmö 」で作りたいという思いから1971年にブランド名を「allmilmö(アルミルモ)に変更させ世界中に展開。ミレフスキーは当時からデザインと品質を追い求め、システムキッチンのブランド化に努めました。

先駆的な技術革新・独自のデザイン・機能と品質を主題とするミレフスキーの理念は、現在でも受け継がれています。

1996年にはメラミンやパーティクルボードなどを供給していたラクーア・グループが経営を引き継ぎ、2018年には、株式会社小泉の出資を経て共同経営を開始。これにより、原材料からの生産、そして品質やメンテナンスの管理まで一貫して行えるようになりました。

ドイツにはキッチンメーカーが数多くありますが、洗練された職人の技術(クラフトマンシップ)が織りなすキッチンメーカーとして数々のデザイン賞を獲得するほどの成長を成し遂げています。

アルミルモの扉面材は多種多様

アルミルモは時代や流行のニーズに合わせながら、斬新でオリジナリティ溢れるデザインを生み出してきました。アルミルモのシンボルモデル「コントゥーラ(CONTURA)」が誕生したのは1976年。発売から40年以上たつ今もなお、モダンなデザインとして高い評価を頂いております。

その後も「モダン・デザイン・クラッシック」と3つのジャンルを確立し、扉面材は1000種類以上のラインナップが誕生しました。

世界3大デザイン賞ともいわれるレッド・ドット・デザイン賞では、「PIA」が2013年に最高評価である“ベスト・オブ・ザ・ベスト賞”を獲得。

そして2019年には、動物モチーフの「OPACO ELEPHANT SKIN(エレファントスキン)」をリリース。名の通り“象の皮膚”からインスピレーションを受けデザインされたもので、ザラッとした手触りが特徴です。扉面材や色、塗装加工などを組み合わせることで、唯一無二のオリジナルキッチンを実現させます。

 

PIA / OPACO ELEPHANT SKIN

 

アルミルモの強みはデザインだけではありません。

受け継がれてきた職人たちの技術で、細部まで丁寧に仕上げています。木目の流れをデザインする「ブックマッチング」は、アルミルモが誇る匠の技術。天然の突板を木目が合うように縫い合わせる技で、一枚の木に見えるのが特徴です。

ほかにも塗装や突き板の加工技術など、熟練した職人が時間をかけて丹念に仕上げます。

 

創業から約55年経った現在でも、進化し続けるアルミルモ。洗練された職人技術と斬新なデザイン力を、今後もご期待ください。

 

 

 

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